ハンブルグバレエのイリとオットー兄弟と共にフランクフルトバレエ団の公演を観戦。ハンブルグバレエと比べかならコンテンポラリーな手法で、素晴らしい演目が続く。最後の総勢30人のダンサーが大量に並べられた机を使った演目では、思わず大興奮。公演終了後、舞台裏に案内されて今回の振付家と挨拶。ちゃっかりデモCDを渡す(CDは常に持ち歩いていると良い事もある)。イリは彼自身をさしおいてまず僕から紹介してくれた。ありがとね。
この公演が行われたのはカンプナーゲルというハンブルグで最も先鋭的な小屋。来年、イリのソロ公演をやろうという計画がある。もちろん新曲を作って。今からプレゼンしなきゃね。とにかくこっちの小屋は審査が厳しい。小屋に金さえ払えばやらせてくれるわけではない。下手なもんは門前払いされる。たとえそれがスターのイリだとしてもだ。だからやる方も小屋側も真剣。でも本来はこうなんだろうな。ただ何も考えずにやればいいってもんでもない。だって客からはお金をもらうんだから。自己満足は通らない。当然のシステムかもね。帰り道ハンブルグバレエの服部君とバッタリ。フランクフルトバレエ公演に冷静な批評。むむっ、プロの意見。ところでハンブルグバレエの公演の中で服部君の人気は物凄いんです。ほんとに凄いです。小さい体なのに存在が凄いんです。公演終了後の彼への拍手が違います。でもまだ21歳です。13歳でハンブルグに来てます。あ〜見習わないとなぁ、俺ももっと頑張らないとなぁ〜〜。
畑中正人
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