人魚姫

htnkmst2009-02-17

現在ハンブルクバレエが来日中。 日曜日NHKホールで『人魚姫』を観てきました。 監督のノイマイヤー氏もまだまだ元気だし、 シルヴィアもよかったし、全身メイクを施したオットーも素晴らしかった。 でもまだなんとなく整理がつかない。 個人的にはこのために作曲された楽曲についてものすごく腑に落ちない点が多かった(往年のクラシックのコピーが多過ぎて正直驚いた)けれど、それだけでもない気がする。 もう少し解釈には時間がかかるかもしれません。。。 んーー。
書きながら思ったんですが、イリとヘザーがいないハンブルクバレエ(どちらもかつてのトップダンサー)に違和感を感じているのかなぁ。 イリはいまはドレスデンバレエのトップ、ヘザーは昨年に引退。 時間は本当に早く流れていく。 人魚姫を見ながらほんの少し、寂しさも感じていました。
日曜の夜はオットー(イリの双子の弟)と、昨日はヤロスラヴ氏(ヘザーのパートナー)とゆっくり食事ができたのでいろんな話に花が咲きました。 バレエについてダンサーたちと直接あれこれ話ができたのは久しぶりだっ たので、とてもよい機会でした。 そう遠くない未来に彼らのための音楽を書ける機会がくるような気がして
いますし、久しぶりにバレエのために書いてみたいと思いました。
公演後なんとなく懐古的になっていますが、かつての主役イリとヘザーのせつなくも美しいアンサンブルをどうぞ(0:00〜2:00あたりがそうです)。
畑中正人
http://www.hatanakamasato.net/