某所で嫁さんが手に入れた1、2年前の日本の婦人雑誌をなんとなく眺めるのが最近の休憩方法。ここ数日は眺めるだけじゃ飽き足らず精読する始末。で、もう目につく言葉が癒し、それと癒し、あとは・・・癒し。今現在も日本は癒しブーム継続中なんでしょうか。日本ってそんなに病んでいるのかなぁ。確かに90年代半ばから随分おかしな事件が頻繁にあったし、景気も悪い。かなり全てが下向き。でもこれは日本だけではないわけで、個人的な意見でいうとドイツだって相当病んでいる。まぁそれはとりあえず置いておいて、なんで日本って「癒し」って言うとマスコミは一斉に「癒し」一色になるんだろう。なんでもそうだわな、「R&B」ってなるとすーぐに音楽シーン(といっても虚像の)はR&Bだったし。 マスコミが勝手に作って勝手に流行らせてるんだろうけど、きっと何書いても流行るんだろうな。何でもかんでもブームとして指向を一本化していく日本のそういう面は嫌いだ。テレビは好きだが、ろくなジャーナリストもいないし。ちゃんとしてる人はほとんどテレビになんか出ないし。ちゃんと質問できないインタビュアーが多すぎる。よくいるのは「この問題についてお聞きしたいのですが、どうですか?」って言う奴。どうですか?って。普通は「この問題の〜について(もしくは〜の点について)お聞きしたいのですが・・・」って質問するんじゃないの?ちょっと有名な話しだけど、某タレントで元オリンピック出場選手が、オリンピックの開会式で某有名女性柔道選手に対して「開会式、どうですか?」と聞き、「凄かったですねー」と彼女が答えると、「何が?」とタメ口で切り返したことは、俳優の吉◯A◯氏が渡米する際、記者会見で「アメリカでジャンボになって帰ってきます」と真顔で言ったことくらいショックなことだった。吉◯さん、ジャンボじゃなくて、ビックです。・・・とまぁ、色々と文句言っていても、休憩中に婦人雑誌を読みふけている自分のさまを見ると、第一次ホームシックなんだなぁと思います。温泉、そば、本、ホタテの刺身、オホーツクの鮭、コンビニ、寿司、うどん、活カキとカニ、マンガ、札幌のろまん亭のケーキ・・・様々な欲求(ほとんど食い物)が頭をよぎる。しばらくはこれらの煩悩と戦うことでしょう。しかも、いきなり冬時間になって1時間ずれて、体のリズムが狂ってます。ってどうでもいい話しか。
畑中正人
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