唐突ですが昨夜、都内某所にて行われたエルメスのイベントに行ってきました。
というのも、そのイベントにハンブルクバレエのイリ&オットーとパリオペラ座のマリーが出演するからです。

ただ、その招待の連絡が来たのが当日の朝メールで。・・・・・・。

彼らはいつだってそうだ。いつも来る時は急で、その日大騒ぎして翌日何もなかったように帰っていく。まー、そうやってなんだかんだで7年くらい付き合っているんで、仕方ないのですが。それにしても、もう少し事前に連絡くれないとタキシードが準備できない!!結局エルメスのスタッフの人に確認を入れた上で黒スーツで現地に駆けつけることに。

キャパは300人程度だったと思います。ステージにはミュージシャンも4人、イリ&オットーとマリーのダンスとのセッションという事で、ノイマイヤーではまずあり得ない演出、振付、音楽でした。普段イリやマリーから感じる優雅でエッジの効いたオーラより、もう少しポジティブであたたかい空気感。いつもイリとオットーとはヘビーな雰囲気の作品作りをするのですが、やはり振付家や音楽家がいつもと違う顔合わせなので、新鮮な透明感がありました。音楽も非常に(!)素晴らしかったです。文化的にはかなり混ざり合っていましたが、個人的に感じたのはラテン・バレエ(?)という匂いで、思いっきり南でもなく、アジアの匂いもしましたが、やはりヨーロッパのメソッドがうまくラテンの血に吸収されているような振付けでした(あくまで個人的印象ですが)。舞台を見るのはやはり勉強になります。ん〜、 マリーはやっぱり凄いよね。

それにしても、普通だったらこの内容なら国内ツアーを組んで興行するようなものの、一夜の夢のイベントとしてさらっとやってしまうあたりはさすがエルメスです。

公演終了後は、別会場にて食事会。かなり広いスペースにかなりの量の料理があったけど、結構すぐにはけていた。集団でこう、ガーっと食事に群がるのは個人的にあまり好きじゃない。ああいう場はゆとりを持って、なおかつ自分の間でいかないとちょっと恥ずかしい気がします。 まぁ、お腹はすきますけどね。そんな感じでちょっと全体的にガッツキすぎじゃないかと思って、見ていたら何か食欲がなくなった。

イリたちはもう朝7時にはハンブルクに向けて飛び立ったはず(笑)。その強行スケジュールはメタリカなみです。戻ったらなんと「ニジンスキー」のリハが始まるらしい。まぁーあきれるくらいハードな日程組んでます。
というわけで非常に慌ただしい一日でした。イリたちも元気そうで安心しました。
最後に、緊急連絡をくれたオットーとその後わざわざ確認の電話を入れて下さったエルメス・ジャパンのスタッフの皆様に心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。楽しかったです!

畑中正人
http://www.hatanakamasato.net/