ようやく「ボレロ2」の締切りに間に合う。
本当にギリギリ(いつもそうだ)。
納得いくものにはなったが、実際に合わせてみないとなんともいえない。一番重要なリズムを刻むエルブトナールのメンバーはハンブルグだし、まさにCDをドイツに送ってからの方が重要である。スコア制作はもとより、公演本番のためのプリプロに入らなければいけないし、当日使用する機材のリストもあげなくてはならない。一番の問題は、当日楽器としてコンピュータを使用するかどうかだ。絶対にフリーズが許されない重要なパートは、従来のMTRを使用するだろうが、以前まではシンセサイザー中心のセッティングだった演奏のための機材の一部を、コンピュータに代行させるかどうか・・・。いまだにライブでコンピュータを積極的に使用する気にはならない。しかし、今使用しているサンプラーだけでは、限界にきていることも事実。単にハードを追加するだけでは、根本的な解決にはならない。こうなれば、コンピュータをサンプラーとして使用し、フィルター、エフェクト処理を外部で処理する方が、色々なアイディアを試せるかもしれない。どちらにしても、これまでの演奏方法から脱却することになりそうだ。

畑中正人
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