その後煮詰まっている彼から連絡が入り、どうやら解決した模様。彼曰く「ロックを聞いたら解決した」らしい。やはり頭のどこか一部分が凝り固まっていたようだ。事実ちょっとしたことで、この手の問題が解決したりする。ほんの少し自分のフィールドを見つめ直して、ほんの少しの発送転換をするだけでいい。物作りとはこんなことで前に進んだりするから面白い。物作りと言えば、アメリカン・ショート・ショートを見た何人かの生徒が自分でも作ってみたいと言っていた。そうとうインパクトがあったらしく、今まで映画なんて手に届かないと思っていた子たちが、いま実際にショート・フィルム作ってみようと、アイディアを模索中だ。どんな作品になるかとても楽しみでもあり、また、物作りへの興味を持つ事の大切さを知ってもらえることは、とても嬉しいことだ。こういう若い人たちがどんどん増えてくれれば、この札幌という場所も少しはいい方向に向かうかもしれない。
畑中正人
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