ここ数日ハンブルグは快晴です。日中のアルスター湖の散歩は快適です。自宅から近いといっても湖周辺を歩くとけっこうな距離なので、この運動ド不足には丁度良いです。 最近よく窓の外から戦闘機らしきものがスクランブル発進していくのを目撃します。空で何か起こっているんでしょうか。ただの訓練だといいんですが。
話は変わって、今年は多少コンペ狂いになろうと思って、色々と出品したり調査したりしています。まぁやっぱりエレクトロニクス系のものはヨーロッパでもそんなになくて、どちらかというとオーケストラとか弦楽なんちゃらとか、所謂クラシック楽器のための作曲コンペが多い。で、Webサイトによっては過去の受賞作品なんかも聞けるんですが、やっぱり「現代音楽」とか「新しい音楽」って、バンッ!ゴギャン!コンッ!ピン!ヒャ〜〜、ドーン!みたいなのが多いんですかね(こんな擬音じゃわかんないってな)。自分でもそういうのを作ったりはするし、仕事で求められてする事はありますが、冷静に見るとここ十数年あんまり変わってない気がする。別に悪いって意味じゃないんですけど、自分もそんな分野に関わっているひとりとして、ん〜、考えてしまいます。やはり作曲家は時代や人々の感覚と共に変わっていかなければいけないんじゃないかと。強固に個性を守るのも良い事ですが、その「個性」ってのはどれ程のもんなのかという自覚と自己反省みたいなものが必要な気がします。その辺の心の駆け引きは本当に難しいんですけどね。さて、作業に戻ります!
畑中正人
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