「畑中正人×中村コオタ」chat 4. 東京

畑中正人とは10年来の付合いであるミュージシャンでriverのボーカリストである、中村コオタ氏とのチャットによる雑談集をお送りします。ちなみに畑中氏とコオタ氏は専門学校時代に知り合い、2年間同じクラス。また、当時は同じバンドで活動した事もありました。
中村コオタ:東京で活動するバンドriverのボーカル、ギター担当。
river official website
http://river4you.hp.infoseek.co.jp/top.html
river - myspace
http://www.myspace.com/riverhttpwwwmyspacecomyourbandname

畑中:東京に来て何か変わった? 考え方とか生活スタイルとか。価値観とか。
こおた:うん、あきらかに変わった。故郷のすばらしさが分かった(笑)。
畑中:そうだね。故郷のいい所は遠くにいかないとわかんないね。俺は東京は いなかもんの集まりだなぁと、やっぱり思う。面白い街だけどね。
こおた:考え方も変わったね、 飲まれちゃいけないって言うか、故郷にいた時よりハングリーに生きなきゃヤバイって言うか。田舎物でいなけりゃいけないって言うか。
畑中:そうそう、本当に流されやすい。こんなに人がいると特に。しかもさ北海道の中でも特に辺境からきたからさ、札幌に引越した時もそうだった。
こおた:あ、そうかもしれないねぇ。情報量が違うもんね。田舎にいた時と。
畑中:あとね、空気。
こおた:空気違う!
畑中:やっぱり都心では深呼吸できねーもん。
こおた:でも、一生のうちにこんな環境で生活するって言うのもいいかもしれないよね。自分の価値観を見失わなければナカナカいい街だと思うよ!
畑中:いい街には絶対ちがいない。ここでしかできない事がたくさんあるしね。でも、あと10年住んでいられるか?って言われると、疑問。
こおた:あるんだよな。 結局故郷を冷静に見られるって事が俺にとっては一番大きいかもしれない。10年いれるかって事は俺も全くわからない(笑)東京では死ねないな。
畑中:東京では死にたくない(笑)。やっぱ根っからの東京生まれ東京育ちではないし。今までいろんな街に行ったり住んだけど、どこもまだ最終地点ではないわ。
こおた:最終地点はどこかな?今はまだ分からないな。でも今好きな事やってなんとか生きていけてる現状を感謝するべきだよね。親、故郷、一番身近にいる人達に。
畑中:そうね。最初に話してた、こうして音楽を始められた環境も親がいないと成り立たなかった。応援してくれる家族に感謝です。
こおた:うん、結局バックボーンは故郷であり、親でありって事になっちゃう ねぇ。博士の場合、結婚もしてるから嫁さんもそうだし。嫁さんの実家の親もそうだしって事だよな。やっぱ音楽は個人じゃ無いって事だ。一番身近な人に一番影響も受けるし!
畑中:それは本当に大きいね。ほら俺自営みたいなもんでしょ?だからあまり出歩く事なないし、ほとんどの時間を家の作業場で過ごすわけだから、それはかなり影響大きいよ。んで、こおたはしないわけ?結婚。
こおた:いいねぇ。ムフ。俺もそんな相手に出会いたいねぇ(笑) 
畑中:そのうち、きっと現れます。タイミングだから。そういうの。
こおた:たぶんね! こればっかりは自分で作ろうと思っても作れないし(笑) でも、今は個人的にバンドやってライブやれる環境に凄く感謝してるから、後は流れだね!
畑中正人
http://www.hatanakamasato.net/