ミラノサローネ07について(その3)

htnkmst2007-04-03

もちろん私はデザインに関してはド素人で、デザインについて何かを語る資格はありませんので、素人目線の個人的な想いだけここに書きます。ご了承下さい。
前回触れたヤマハの楽器工場の取材収録と同時にデザイナーの方々にもお話を伺ったのですが、印象として、楽器をデザインするということの難しさ、奥深さという事を感じました。楽器というのはもちろん音が鳴らなければいけない大前提がありますが、それに加えて楽器の機能、ボタンひとつ、ネックひとつとっても、ひとつひとつに意味と機能を持たせるという作業というのが、本当に膨大なお仕事で音楽をつくるという作業とは全く次元の違う、真のクリエイティブというか、プロの精神といいますか、神経をつかうお仕事をされているのを見て、何度も息をのみました。最近はデザインというと、ライフスタイルの中のプロダクトという意味合いが強い気がしていますが、楽器というデザインにも長い歴史とその意義があるわけで、楽器店の前を通り過ぎる時、もしくはお部屋にある楽器を注意深く見ると、また違った発見があると思います。
畑中正人
http://www.hatanakamasato.net/